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ハチミツとクローバー
ハチミツとクローバー_b0004839_16362965.jpgタケモトーーーッ☆■うひゃー青春スーツだよっ

ってことで、観に行ってきました■ハチミツとクローバー■とりあえずこの夏見ておきたい映画はとうとうジャックスパロウだけになりました

評判はまずまずっていうイメージがあって出かけて■帰ってきていろいろ見てるとなんだか原作ファンの中では不評…■みんないろいろ思いがあっていろいろおっしゃってるみたいだけど■原作を本当に愛してらっしゃるんだなぁと思わせるほど不評なんだよね■竹本くんのあまりのピュアさにこっちが恥ずかしくなったり■ぼろぼろ泣いたりしてた私はいったい?■ちゃんと見てなかったのか?■って、自分が感動して、すごく良かったと思ったことが不信になってしまうほどの不評っぷりなんです(もちろん、中にはかよみたいな人もいたけど)

これは確かに恋愛映画だけど■大学生時代のやればなんでもできる!やらないでどーする!■みたいな青春っぷりがどんと表現されている映画なんだよね■どっかで■監督さん(ライフカードのCMを撮ったりしてる人)が■男が見に行けるハチクロ映画を作りたかった■と言ってるのを見たことがあって■まさにそのとおりだなって思ったよ

ほんとかよはこの映画すっごく好きです、うん

かよは■ハチクロコミックもアニメも見たことない人が■どういう反応を示すのかとっても興味あり■かよは話をよく知っているからこそ■またがっつり来たのもあるんだけど…

ともかくも■最近いい映画多いなぁ…■竹本サイコーだよっ■って思えたすごく良い映画でしたよ

あ、音楽は菅野ようこ■帰りにサントラ借りて帰りました■ワンツースリーフォー!にゃんざぶろーぅっ!!



ハチミツとクローバー_b0004839_1636551.jpgこの映画が作られるってときは■キャストを聞いて「おおっぴったりじゃん」って思ってたんだけど■どうも不評派さんは■真山は■あんなにストーカーで怖くないし、根暗っぽくないからおかしい■森田さんは■口と耳のピアスはキャラが違くて変だし、もっとおちゃらけた感じだから変■とかってあがってたんだ■かよは真山役の加瀬亮さんはGrasshoppa!のFrog Riverから好きで■よく知ってたから■あんなさわやかな真山ではないんだろうなーって風には思ってたし…

って言ってもやっぱり■初めの花本会のシーンで「え??そうなの?これ修ちゃんち?」とびっくりしてしまったんだよね■でも、そのおかげで「あ、(これは原作とは)違う(映画だ)!」と思えたから■その後はどっぷり(少し途中で現実に引き戻されたけど)■だから、竹本くんが城マニアで、チャリをこいだのが鎌倉まででも■森田さんがめちゃくちゃワイルドでかよの友達にすっごく似てても■真山が狂人並みにストーカーでも■あゆがちょっと菅野美穂に似てて女子らしさがあんまりなくても■すごく楽しめたんだよね!

ほんとよく出来てる映画だったと思うよ

竹本くん役の桜井翔くんは■めっちゃはまり役■彼のピュアさにはこっちが歯がゆくなって恥ずかしくなっちゃって…■竹本くん最高だったよ、ほんと■そうさせる彼のオーラが青春スーツそのものかって■はぐちゃんも■かわいかったなー■キャンバスに向かうと■すごく強さを見せて■日常はとてもおとなしくておっとりしていて■蒼井憂ちゃんほんとかわいい♪

みんなの話題になってる森田さんも■またすっごくよかった■はっきり言って原作とは全く違う人だけど■原作よりも「はぐには欠かせない存在だ」っていうのが良くわかった(というか、竹本くんに教えてもらった)し■木彫をやるくらいなんだったら■あれくらいしなやかな身体を持っていても全く問題ない■世界をふらふらしてっていう設定も森田さんらしくてよいし■ほーんとかよの友達によく似てるんだよねぇ■かっこよくてさ、声がすごく良くて、何でも出来そうで、放浪癖があって■で、すっごくもてそうなんだけど、そうでもないらしいみたいな

あ、あとかよが感動したところを

はぐと森田さんが2人で絵を描くシーン■あれは本当によかった■結局物を作るとかってのはああいうことなのよ■というのを全体を通して見て■あのシーンを思い返したら■ふと思った■絵を描いたり、物を作ったりすることってのは■生活をするためというより、ああいう瞬間を生きるためなのよ■結局、それは何でも一緒で■生きていくって、そういうことなんだなーって思ったよね■自分が楽しんで何かを作り上げたりした結果■誰かがそれを気に入ってくれて、その人と何かを交換して、生きてゆく■だからこそ森田さんは「ここで燃えているのは作品じゃなくて、札束だ!」って言うわけだな

映画の中での作品はMAYAMAXXが描いていて■何枚か絵が出たけど、一番最後の海の絵が最高によかった■絵画とか彫刻とかっていう美術作品を楽しむというのは■結局そういうことで■絵画作品であれば、それ描こうと作者が思ったところからがその作品なんだよね■キャンバスを張って■一度描いて、気に入らずまた白で塗って■また描いて■その上から描いた物が見えなくなるくらいの色を塗って■最終的に出来たものの目に見えるところだけで見るよりもずっと感動は深い

海の絵も■劇中でははぐちゃんが描いたということになっているから■はぐちゃんストーリーで追うと■すごく感動できる絵なんだよね■映画の中ではぐちゃんの周りで起こったこと全てが詰まった海の絵なんだよね■本当に美しくて、明るくて、きれいな海なんだよね■本当にきれいだった

竹本くんの鎌倉までのチャリ旅も■別に稚内まで行かなくても■すごく十分だった■マンガと映画とチャリ旅の設定がちょっと違うと思うんだよね■映画は現実からの逃避で、みんなで遊びに来た鎌倉の海で逃げちゃいけないことを知るってばっちりじゃないですか!■これでいきなり稚内じゃちぐはぐだし…

すごくだらだらと長くなってしまったけど■ハチクロが現実世界であるとしたらこんな感じなんだな■と思った■すごく登場人物の生活観と生きている感じと、学校のざわざわした感じと、それに伴った生の心の動きを感じられて■本当によかった■すごくうれしかったです

あ、みんなが大好きな■真山とあゆの「真山、好き」シーンは■アニメでもマンガでも涙だったけど■映画もすっごくよかった■全くいやみもなく、あれは本当に再現シーンとして200%よかったです

DVD買おうかな■また竹本くんをみて歯がゆくなったりしたいです■そしてかよもああいう大きなキャンバスに思いっきり絵を描きたいなと思いました
by kayoxy | 2006-08-18 23:30 | movie
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